先ず収益モデルを考慮しKGIとKPIを決めるためのデータを集めよう

KGIとは「Key Goal Indicator」の略で日本語では「重要目標達成指標」のことを指します。

そして、KPIとは「Key Performance Indicator」の略で日本語では「重要業績評価指標」のことを指します。

ざっくり具体的な使い方を説明するとKGIは収益の何%増加という風に定めた場合は収益増加と相関関係にある指標を洗い出して、その指標をKPIとして設定します。

例えば、あるキーワードでホームページを訪れたユーザーが音源を購入する割合が高い場合は、あるキーワードでの流入を何%増やすことをKPIとして定め施策をしていくイメージです。

当たり前のことなんですが、KPIは収益モデルによって異なります。

例えば、僕の場合、収益の増加をKGIとして定めたとして、主な収益源は、

AudioStockでの有料音源の販売

ブログでのGoogleアドセンスによる広告収益

と、現状は、この2つしかないことになります。

ここでホームページを訪れたユーザーの約1%が音源を購入してくれて約3%が広告をクリックしてくれると仮定すると、収益とホームページの訪問者数は相関関係にあることが考えられるのでKPIは訪問者数の増加に定めることが出来ます。

もう少し突っ込んで分析してKPIを定めるなら音源を購入してくれているユーザーの流入経路や新規ユーザーなのかそうじゃないのか、また購入率の高いユーザーのサイト滞在時間なんかもみていくと、より効果的なKPIを決めることが出来るのですけれど、ことはそんなに単純ではありません。

何故ならそんなに分析できるほどのデータ量がないからです。自慢できることではないですが…。

なので、ここは地道に、より正確なKPIを決めるためのデータ量の獲得する必要がありますので、当面の目標はコンバージョンが定期的に発生するトラフィックの獲得となります。

コンバージョンというのは成約のことで、ここでは収益の発生とします。さらにトラフィックというのは交通量のようなもので掻い摘んでいうと訪問者数と思って頂いてOKです。

つまりKPIを決めるためのKPIとして訪問者数を増やす施策に暫くは取り組もうということになります。

そのためのWebプロモーションについて次は考えてみたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます!!

【関連リンク】

これからの音楽マーケティングの話をしよう / マーケティング初心者による実践録

令和はサブスク元年ともいわれ音楽というコンテンツを取り巻くマーケティング環境も大きく変化してきています。そして、ネット上には個人で世界に向けて音楽コンテンツを配信することが出来るサービスも多く、レーベルなどの企業単位でのマーケティングだけでなく音楽家個人として行うマーケティングの重要性が高まってきているように思われるのです。

そこで、ここでは、ひとりの音楽家である僕が、個人で取り組める音楽マーケティングについて実践し検証したことをまとめていきたいと思います。なのでHowTo記事というよりは実践記事でありデジタルマーケティングの備忘録という内容になりますので、これからマーケティングに取り組んでいきたいという音楽家の方やデジタルマーケティングを勉強している人のひとつのサンプルになれば幸いです。

サブスクリプションの収益だけで食べていくのは困難?

先ず前提として何故音楽家個人でのマーケティングが重要であると考えているのかというとサブスクリプションによる配信だけでは、それだけで食べていくのは困難だと思われるからです。

これはもちろん現在の収益分配の仕組みのままだとという意味なのですが、説明すると、音楽のサブスクリプションに置けるクリエイターへの収益還元の仕組みは再生回数に応じてクリエイターに収益を分配するという仕組みになっています。

その仕組み自体は、とても健全でフェアなのですが、

よくよく考えてみて欲しいのは、10ある収益をクリエイターが取り合うという形になっている点。 ここでいう10というのはサブスクリプションサービスが利益に応じてクリエイターに還元する額という意味合いです。

今のまま仕組みだと再生回数が少ない無名の音楽家やコア層に向けて音楽制作をしているような音楽家にとってはあまりメリットがないのは明白です。

もちろんまったくメリットがないわけではありませんが、再生回数が稼げない音楽家はサブスクリプションとは別の収益源を考える必要があります。

ではどうしたらいいのかということなのですが、サブスクリプションで分配される収益は1再生あたりの単価って、基本的にはクリエイターによって変わるものではありませんでした。※実際には契約形態であったり再生したユーザーが有料会員なのか無料会員なのかというところで報酬単価は変わってくるようです

でも

「Aというライト層に向けて音楽コンテンツを制作している音楽家とBというコア層に向けて音楽コンテンツを制作している音楽家の1再生は同じ価値か?」

というところに注目してみます。

で、答えは、もちろん「違う」ですね。

厳密にいえばユーザーひとりひとりで1再生の価値は違うものです。

リスナーがサブスクリプションに登録するメリットは月にこれくらいなら得だと思われる値段に設定されていることで、つまりは多くの人間にとって1再生の価値は本来よりも低めに設定されている筈、この乖離がマーケティングの余白になると思いませんか?

ということで前置きが長くなりましたが、いかにして自身のコンテンツの価値を最大化できるようにマーケティングしていくべきなのかということを今後実践していきたいと思いますので、宜しくお願いします。

【コンテンツ】

■初心者向け音楽デジタルマーケティングの基礎

先ず収益モデルを考慮しKGIとKPIを決めるためのデータを集めよう

ブログ育成はゲームみたいで楽しいという話とSEO対策の基本をめちゃめちゃざっくり説明する

■Web上でのプロモーション方法について

Youtubeを使った音楽コンテンツのプロモーション

Youtubeを使った音楽コンテンツのプロモーション

こんにちは。最近、Yotubeに無料BGMの動画をアップし始めました。

こんな感じです。まだまだ数は少ないのですがこれから定期的にアップしていこうかと思っているので宜しければチャンネル登録などして頂けると嬉しいです。

ちなみに、僕は有料でもオーディオストックで音源を販売しているのですが、Yotubeで無料で聴けるようにしたり、このサイトでも無料で配布していたりします。もちろん、サイトで無料で配布しているのは有料で販売中のものとは別のものです。

自身の制作した一部の楽曲や音源を無料で聴けるようにしたり配布したりしている意図としては《出来るだけ多くの人に聴いて貰い音楽家としての自分を認知して貰う》先ずこれが第一歩だと考えているからです。そして、その機会は自分で作らないといけないと感じています。

今の時代少しネットで探せば自分の好みの音楽なんて、ごまんとヒットします。そして、そんな埋もれている作品の中には、メインストリームで流れている音楽と大差のない魅力に溢れた作品が多くあります。

では、2つの作品の明暗を分けたのは要素は何かというとブランディングやマーケティングの差が大きいのではないかなと思ったりするんです。もちろん、運だったり自分ではコントロールが出来ない外的要因も大きいでしょうけれど。ブランディングやマーケティングによって得ることができる作品の推進力は決して小さくはない筈です。

今の時代、自身でマーケティングまで含めて考えることができるクリエイターが強いのは間違いのない事実です。僕自身は、SNS不精だったり自分を売り込んだりするのが超絶苦手な人間なのですが、このままではいけないと一念発起、自分でしっかりマーケティングしていこうと自分なり四苦八苦しているのが現在という訳です。

自分を売り込んだりするのは、今でもぜんぜん抵抗があるし、SNSも上手く活用出来ている気はしないけれど、今のところ音楽だけじゃなくて、こういう活動も楽しくやれてるのは、数字を追っていこうと割り切っているというのが大きいです。

なんやかし割り切って考えると、こういうマーケティングだったりってゲームみたいで楽しいです。自分を売り込んだりするのは抵抗あるなあってクリエイターの方はゲームをしていると思ってマーケティングとかやってみるといいかも知れませんね。

ちなみに僕が参考にしているWebで活躍する音楽家の方を少し紹介させて頂くと、

デジタルマーケティングの参考にしているWEBで活動する音楽家の方達

■こおろぎさん

僕の中ではブロガーで作曲家というイメージが強いこおろぎさんですが、音楽を収益化するという意味でこおろぎさんの考え方は、物凄く参考になります。ちなみに僕はこおろぎさんのブログでAudioStockを知りました。リンクを貼っておくので、ぜひブログも読んでみてください。

こおろぎさんのブログです → こおろぎさんち

■ユーフルカさん

ユーフルカさんのことはYoutubeで知りました。こおろぎさんの紹介の際にAudioStockの話をしましたが、ユーフルカさんはAudioStockを使わないと宣言しているという。ただ勘違いしないで頂きたいのは頭ごなしに否定しているわけではありません。

こおろぎさんがAudioStockの公式作家なのに対しユーフルカさんみたいな方もいたりと、ネット上でマネタイズしている音楽家も十人十色で面白いものです。

ちなみに、僕は無料で音素材を配布したりしたいと思ったのはユーフルカさんの動画をみてからです。

■KAMiCHiN

最後はKAMiCHiNさん。この方は年間400曲作るという仕事が早過ぎる作曲家さんですね。この方も音楽をマネタイズするという観点からとてもシビアな考え方をしていらして勉強になります。

作曲をシステマティックに効率化していくことをあまり考えたことがなかったのですが和音のMIDIデータをディグリーネームで保存し使い回せるようにしたりってのはKAMiCHiNさんの動画をみてやり始めました。

作曲のハウツーとしても、とても参考になるので、気になる人はぜひぜひ視聴してみてください。

そんなこんなで、今回は宣伝やら音楽活動についてやら、音楽を収益化する際に影響を受けた音楽家さんのことやらを記事にしました。最後まで読んで頂きありがとうございました。

ブログ育成はゲームみたいで楽しいという話とSEO対策の基本をめちゃめちゃざっくり説明する

こんばんは。

つい最近、紆余曲折あり↓↓

やっとGoogleにindexされるようになったので、このブログを地道に育成していこうと考えています。

今のところ検索流入は、ほぼ0に等しいので、先ずは記事数を増やしていくところから始めます。

ところで、自分のサイトやブログを大きくしていくのは、育成ゲームに似ていて、とても楽しいです。

どこにリソースを割いて、どのステータスに、数値を振っていくのか、なんてことが自由ですし、決まりも無ければ制約もありませんから。もちろん、法とモラルの許すところという原則はありますが。

で、このブログの今のところの目標は、先ず安定した検索流入を得るに定めまして、記事を増やすことから始めると冒頭でも書きましたが、具体的に、どうSEO対策するのかってことも軽く自分の頭の中を整理するためにも書いておきたいと思います。

ちなみに、SEO対策というのは、特定のワードで検索した時にGoogleなどの検索結果で上位に表示される様に対策することをいいます。検索エンジンを最適化するという意味合いなので、厳密には、検索順位をあげるためだけの施策ではないのですが、ざっくり検索順位をあげるためにやるんだなと思っても大丈夫だと思います。

で、例えば『効果音』というワードでGoogleの検索結果に上位表示させるにはどうしたらいいのかというと、『効果音』というワードで検索している人の意図を組み、その人が満足できるコンテンツを制作するのが正攻法となります。

この施策、ワードが抽象的であるほど、検索意図が組み取れないため難しくなります。

これが複合ワードなどで、よりワードが具体的なもの、例えば『効果音 チーン』だった場合、検索意図が分かりやすいです。『効果音 チーン』で検索する人のほとんどがチーンという効果音を探してるの筈ですから。

そんな訳で、こんな感じに↓↓

【コメディ系 / 効果音】

■チーン

コメディなどで良く聞くチーンという効果音です。

記事やコンテンツを増やしていくのがSEOになるということですね。

ちなみに検索意図を組みコンテンツを制作していくのが正攻法と表現しましたが、それとは逆の邪道も存在し、SEO的には正攻法をホワイトハット、邪道をブラックハットと表現します。

ブラックハットSEOに関しては、想像できるかと思うのですが、検索エンジンのシステムの穴をつくようなやり方で検索順位をあげてやろうという施策になります。

自演でリンクしまくるとか、検索順位をあげたいキーワードを記事中に詰め込みまくるとか、検索ワードの誤変換を狙うみたいなのもありますね。ちなみに、今挙げたものは既に対策されてるので効果は、ほぼありません。それどころかGoogleから悪質なサイトと認定される可能性がありますので気をつけたいところです。

SEO対策のためのワード選定方法

SEO対策と検索ワードに関する考え方などをざっくりと説明したんですが、今回は具体的にどうやって自サイトに必要な検索ワードを導いていくのかということを備忘録も兼ね簡単に説明したいと思います。

あくまでも僕の場合はですがツールと使います。ツールとはいっても有料のSEOツールなんかではなく無料で誰でも使えるものですので安心してください。

使うツールは以下の2つです。

Google Search Console

Google トレンド

この2つを使ってSEO対策するための検索ワードを調べます。

やり方は簡単でGoogle Search Consoleを使うことで、先ず自分のサイトがどんな検索ワードで表示されているのかというのが調べられます。

で、Google トレンドを使うことで特定のワードがどれだけ検索されているのかとかニーズや関連ワードなんかを調べることができます。

ここまで説明したら言わずもがなかとも思うんですがGoogle Search Consoleで自分のサイトが検索結果で表示されているワードを拾ってきてGoogle トレンドで調べます。

すると関連ワード、または複合ワードなどのいわゆるスモールワードが表示されるので、先ずは、スモールワードを使いWebライティングしたりコンテンツを制作したいりしてSEO施策をするという具合です。

あとは自分のサイトが狙いたいキーワードと現状がどれだけ剥離しているかとGoogle Search Consoleで把握したり。また自分が制作しているコンテンツにどれくらいの需要があるのかをGoogle トレンドで調べたりなんてことも出来ますね。

こういう便利な無料のツールを使って自分のサイトの状態を把握して運営していきたいところです。

そんなこんなで、最後まで読んで頂きありがとうございました。

関連リンク

Close