2023年 AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA-C03)受験記 – 合格までの道程
未経験からエンジニアに転職して4月1日で丸1年になります。締めくくりとして AWS Certified Solutions Architect – Associate、通称SAAを受験しなんとか無事に合格できましたので、受験を考えている方達の何かの参考になればと、合格までの道程を備忘録として残しておきたいと思います。
簡単に受かるはウソ?思ったよりも難しい
先ず思ったよりも試験内容は難しかった印象があります。これは2022年の後半に確か試験内容が改定されているので、その影響でしょうね。サービス名を単に答えるという問題は廃止され問題が長文化されているのでしっかり対策をして望むことをおすすめします。
ネット上ではSAAは簡単であるという情報が出回っていたりしますが、これはきっと試験内容が改定される前の情報であったり、そもそもインフラの知識を持った人間からすると簡単とか前提条件ありきではないかと思います。
どんな能力が問われているか
どういう能力が問われているのか、基本的なインフラの知識とサービス理解に尽きると思うのですが、amazon風に表現するならwell architected frameworkに基づいた設計力といったところでしょうか。
想定されたクライアントが抱えている問題をwell architected frameworkに基づいた設計により、AWSのサービスをどのように組み合わせて解決していくのかを考えることになります。なんだか小難しくなってしまいましたがAWSのサービスを上手く組み合わせて顧客が満足するような最善の設計をしてねってことですね。
well architected frameworkは抑えておく
ここまで読んで、well architected frameworkをしっかり理解しなくては!と思われると思うのですが、このあたりは実際そんなに難しくありません。当たり前といえば当たり前の設計思想です。
6つの柱と称されるフレームワークの概要はこんな感じです。
オペレーショナルエクセレンスの柱
キュリティの柱
信頼性の柱
パフォーマンス効率の柱
コスト最適化の柱
持続可能性の柱
あくまでも僕の解釈にはなりますが、管理/運用しやすくセキュリティ対策とパフォーマンス対策がしっかり取れた上でコストも最適化されたサービスを持続していくための設計思想ということではないかなと思います。
これを軸に備えて設計をしていきます。なんとなくやれる気がしてきませんか?
主要サービスも抑えておく
IAM、EC2、VPC、S3あたりはしっかり抑えておかないと先ず問題が解けません。あとはECSみたいなコンテナオーケストレーションとかCloudWatchのような運用保守系のサービスなんかも可能であれば触っておくと良いと思います。
最後は模試と過去問を
どんな能力が問われているのかとwell architected frameworkの概要を理解し主要サービスを抑えたらあとは過去問を解きまくるだけで良いと思います。
無料で使えるものだとPing-tというサービスがあるのですが、とても有用です。とりあえず、これで模試の正解率が100%になるまでやることをおすすめします。またPing-Tだけでも十分に合格を狙えると思うのですが、個人的には別の問題集もやっておくと良いかと思います。同じWeb問題サイトばかりやってると、いつの間にか暗記してしまって問題文を読まなくても分かるなんてことになってくるので、別の問題集で切り口の違う問題を適度に混ぜた方が個人的には良いと思います。
参考書は基本的に下のものだけで十分ではないかと。僕はKindleUnlimidに加入しているので無料で読めました。
そんなわけでAWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA-C03)受験記でした。今度はAWS Certified SysOps Administrator – Associateを受験しようかと考えているので、それもまた記事にします。最後まで読んで頂きありがとうございました。