令和はサブスク元年ともいわれ音楽というコンテンツを取り巻くマーケティング環境も大きく変化してきています。そして、ネット上には個人で世界に向けて音楽コンテンツを配信することが出来るサービスも多く、レーベルなどの企業単位でのマーケティングだけでなく音楽家個人として行うマーケティングの重要性が高まってきているように思われるのです。
そこで、ここでは、ひとりの音楽家である僕が、個人で取り組める音楽マーケティングについて実践し検証したことをまとめていきたいと思います。なのでHowTo記事というよりは実践記事でありデジタルマーケティングの備忘録という内容になりますので、これからマーケティングに取り組んでいきたいという音楽家の方やデジタルマーケティングを勉強している人のひとつのサンプルになれば幸いです。
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サブスクリプションの収益だけで食べていくのは困難?
先ず前提として何故音楽家個人でのマーケティングが重要であると考えているのかというとサブスクリプションによる配信だけでは、それだけで食べていくのは困難だと思われるからです。
これはもちろん現在の収益分配の仕組みのままだとという意味なのですが、説明すると、音楽のサブスクリプションに置けるクリエイターへの収益還元の仕組みは再生回数に応じてクリエイターに収益を分配するという仕組みになっています。
その仕組み自体は、とても健全でフェアなのですが、
よくよく考えてみて欲しいのは、10ある収益をクリエイターが取り合うという形になっている点。 ここでいう10というのはサブスクリプションサービスが利益に応じてクリエイターに還元する額という意味合いです。
今のまま仕組みだと再生回数が少ない無名の音楽家やコア層に向けて音楽制作をしているような音楽家にとってはあまりメリットがないのは明白です。
もちろんまったくメリットがないわけではありませんが、再生回数が稼げない音楽家はサブスクリプションとは別の収益源を考える必要があります。
ではどうしたらいいのかということなのですが、サブスクリプションで分配される収益は1再生あたりの単価って、基本的にはクリエイターによって変わるものではありませんでした。※実際には契約形態であったり再生したユーザーが有料会員なのか無料会員なのかというところで報酬単価は変わってくるようです
でも
「Aというライト層に向けて音楽コンテンツを制作している音楽家とBというコア層に向けて音楽コンテンツを制作している音楽家の1再生は同じ価値か?」
というところに注目してみます。
で、答えは、もちろん「違う」ですね。
厳密にいえばユーザーひとりひとりで1再生の価値は違うものです。
リスナーがサブスクリプションに登録するメリットは月にこれくらいなら得だと思われる値段に設定されていることで、つまりは多くの人間にとって1再生の価値は本来よりも低めに設定されている筈、この乖離がマーケティングの余白になると思いませんか?
ということで前置きが長くなりましたが、いかにして自身のコンテンツの価値を最大化できるようにマーケティングしていくべきなのかということを今後実践していきたいと思いますので、宜しくお願いします。