帰ってきたヒトラーみた。

【画像出典:帰ってきたヒトラー】

ネタバレ含む感想記事なのでご注意ください。

アマプラで配信されていたので帰ってきたヒトラーって映画を観ました。

面白かった。

個人的に面白いなと思ったポイントは最初は笑えていたジョークが段々と笑えなくなっていくところ。現代に蘇ったヒトラーを誰も本物とは思わずに最初はみんな面白がっていたのだけれど、その影響力が無視出来ないものになっていく様は中々に怖い演出でした。

愛されキャラかと思いきや徐々にその異常性を発揮していくヒトラー役の怪演も良かった。

ちなみに、この映画はセミドキュメンタリーという形式をとっていてヒトラーに扮した役者が実際にドイツの街に繰り出して人々がどんな反応をするのかという映像が収められています。かなり趣味の悪い実験ですが、現代人のプロパガンダに対する耐性みたいなものが映像に現れていて、なんだか価値のあるものである様な気がします。

ほんと「笑うな危険」っていうキャッチコピーの通りの映画だなと思いました。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

ポケモンユナイト面白いので布教してきたい

ポケモンユナイトってゲーム、7月にSwitch版がリリースされてからずっと遊んでます。

ゲームのジャンルはMOBAと呼ばれるもので日本では普及し辛いといわれているものなのですがポケモンユナイトがリリースされてから確実に日本でもMOBAの人口が増えている気がして嬉しい限りです。

で、MOBAがどんなゲームなのかというとアクションとストラテジーの間の子みたいなPvP形式のゲームで、戦略がゲームの勝敗を決める要素として大きいのですが、ある程度のプレイヤースキルも問われたりと、その塩梅が凄く面白いジャンルです。このゲームの大きな欠点として1試合が長い。1時間以上掛かるなんてこともあるくらい…。で、そこをライト層でも遊びすく改良したのがポケモンユナイトです。ゲーム時間は最初から10分で10分以内に多く得点したチームが勝ちというルールなので泥沼化しなくてライトに遊ぶにはちょうど良いです。

あと、人口が多いので直ぐに試合が出来るのも良いですね。僕がポケモンユナイト以前にやっていた非人類学園というゲームは10分待ってもマッチングしないことがよくありました。ポケモンユナイトやってみて面白いと思った方はぜひとも非人類学園や他のMOBAのタイトルもプレイしてみて貰いたいです。

話は逸れましたがポケモンユナイトですね。どんな人におすすめかと言うとPvPが好きな人には俄然おすすめしていきたいです。一応、5対5のゲームなので一人でプレイする場合は大勢の知らない人とやることになるんですが、チャットなのど会話が発生する訳でもないので気負わずに出来ます。

スマホ版も9月にリリースされているので興味が湧いた方はぜひともプレイしてみてください。

ミッドサマーみた。

【画像出典:ミッドサマー】

この感想記事にはネタバレも含むので未視聴の方はご注意ください。

アマプラで配信されていたのでミッドサマーをみました。

監督曰くラブストーリーとのことで物議を呼んだ問題作ですが個人的な印象だとカルト・ホラーでしたね。とはいえ、これをラブストーリーと呼んでしまう感性も分からなくはない…。まあ、単純にホラーとは呼べないような作品であることには違いないです。

で、よくよく、何故、ホラーと気持ちよく言い切れないのか、考えてみたところ。視聴された方なら分かると思うのですが、ホラーとシンプルに大別出来ない大きな要素として色彩なのかなぁと。というのも物語の舞台は白夜の期間真っ最中なので暗いシーンがあまりなく色彩が豊かです。しかも画面を構成している色が寒色ではなく主に暖色系というのもこれまでのホラー作品の文脈からは大きく外れていると思います。このあたりがこれまでのホラー作品とは違う異質なポイントの気がします。

あと、個人的におもしろいなぁと思ったポイントなんですけど、恐怖の対象がなんだかぼんやりしているところですね。

僕の思うホラー映画って恐怖の対象が象徴化されているものが大半というイメージなんですが、それは視聴者が分かりやすく恐怖できる構造になっているからだと考える訳ですが、ミッドサマーでは、現代では受け入れがたい思想に基いたしきたりと、そこに発生している共依存なんかが恐怖の対象として描かれていて、抽象的なんですね。なので何が怖くて誰から逃げたいみたいなのがあんまりはっきりしないというか…、まあ言えば集落全体が恐怖の対象ではあるのですが。

人によってはハッピーエンドともバットエンドとも捉えることが出来るなんてところも話題になりましたが、僕は、バットエンドに感じましたね。最後のダニーの笑顔はめちゃくちゃ怖かったです。

あと音響や音楽も凄く良かった。ボビー・クーリックという方が手掛けているみたいでSpotifyでも聞けます。

Spotifyそんなわけで、アリ・アスター監督の映画は前作のヘレディタリーも面白かったし次回作にも期待です。

ちなみに次回作のタイトルは『Disappointment Blvd』で2022年に公開予定なんだとか。タイトルや公開時期は変わるかも知れませんが。

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